定かっ車と動かっ車その2 人が乗ったときの計算

滑車に人が乗る問題もあります.

実際に人が乗れるようになっている実験用の動滑車もあります.

http://www.rika.com/product/prod_detail1.php?catalog_no=C15-1133

このような装置に人が乗り,別な人がそれをささえると考えましょう.

 

●例題を問いてみましょう

定かっ車と動かっ車を次の①~④のようにくみあわせたとき,(イ)さんは何kgの力で(ア)さんを持ち上げることができるでしょうか.

※(ア)さんと(ア)さんのすわっている台をあわせた重さは40kgとします.

※かっ車やロープの重さは考えないものとします.

<例題①>

 

<例題①の解き方>

つまり,(イ)さんがロープを引く力□は,4 倍になって(ア)さんを引き上げる力になります.いいかえると,(イ)さんは,(ア)さんと台の重さの4 分の1の力で,(イ)さんと台を引き上げることができます.(イ)さんと台の重さは40kgなので,(イ)さんが40kgを持ち上げる力を求めるには4で割ります.
40÷4=8 答え8kg

 

<例題②>

<例題②の解き方>

つまり,(イ)さんがロープを引く力□は,3 倍になって(ア)さんを引き上げる力になります.いいかえると,(イ)さんは,(ア)さんと台の重さの3分の1の力で,(ア)さんと台を引き上げることができます.(ア)さんと台の重さは40kgなので,(イ)さんが40kgを持ち上げる力を求めるには3で割ります.
40÷3=13.33… 答え約13.3kg

 

<例題③>

<例題③の解き方>

つまり,(イ)さんがロープを引く力□は,5倍になって(ア)さんを引き上げる力になります.いいかえると,(ア)さんは,(イ)さんと台の重さの5分の1の力で,(イ)さんと台を引き上げることができます.(イ)さんと台の重さは40kgなので,(ア)さんが40kgを持ち上げる力を求めるには5で割ります.
40÷5=8… 答え8kg

 

<例題④>

<例題④の解き方>

Dのロープが次の動かっ車を引き上げる力は2×□です.

Fのロープが次の動かっ車を引き上げる力は4×□です.

 

つまり,(イ)さんがロープを引く力□は,8倍になって(ア)さんを引き上げる力になります.いいかえると,(イ)さんは,(ア)さんと台の重さの8分の1の力で,(ア)さんと台を引き上げることができます.(ア)さんと台の重さは40kgなので,(イ)さんが40kgを持ち上げる力を求めるには8で割ります.
40÷8=5 答え5kg

 

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