中学受験には御三家、と言われる中学があります。
一番有名なのが関東の男子校御三家(開成、麻布、武蔵)でしょうか。
もしくは女子校御三家(桜蔭、女子学院、雙葉)、関西では超名門灘中学や洛南なんかもそのレベルの中学だと思います。
それらの中学に受かるのはどれくらい難しいのでしょうか。
受験人口で考えてみましょう。
データが多い首都圏だけで考えてみましょう。
まず、首都圏の中学受験人口は毎年5万人ほど。
さて、その中で男子校御三家に進学する人がだいたい800人程度、女子校御三家がそれより少なく、600人程度です。
ということは5万人のうち、合格できる割合は2.8%です。
では、東大京大と比較してみましょう。
東大と京大はそれぞれ合格者が3000人くらい出ております。
合計で毎年6000人が合格するわけです。意外と多いでしょう。
ですが、それに対して、大学受験社数は68万人。
東大京大の合格者の割合はだいたい0.8%くらいです。
では、やはり東大、京大に受かるほうが難しいのでしょうか。
そんなことはありません。
そもそも大学受験は18歳人口が118万人のうち67万人なわけで、半数以上の人が大学受験をします。
一方で1都3県の中学受験する割合はせいぜい14%といったところです。
こういってはなんですが、大学受験は、中学レベルの勉強すら怪しい人も多数受験します。
しかし、中学受験する14%はまぎれもなく、小学生の中のトップ14%です。
成績上位14%のうちの2.8%と、半分以上の人が受ける0.8%、どっちが難しいでしょう。
判定方法によって変わりますのでこれだけではなんとも言えない数字ですが、体感的には東大京大に受かるよりはよほど難しいと思います。
こうして偉そうに書いてはおりますが、私がもう一度生まれ変わって東大か京大に受かる自信はありますが、御三家に受かる自信は正直ありません。
少なくとも、東大京大と同じレベルに難関だと言って差し支えないでしょう。
御三家を目指すということはそういうことだという認識がまず必要です。