豆電球を並列につないだ回路で,それぞれの豆電球の明るさを問われる問題は…
※直列つなぎは電流からは解けません.直列つなぎはこちら.
【基本の回路】
基本の回路に流れる電流の大きさを1とします.
<例題①>次の回路に流れる電流は【基本の回路】とくらべてどうなりますか?
<例題①の考え方>
まず,この回路は基本的に並列回路であることがわかります.
並列回路は,2つの回路の足し算で考えます.
例題の回路にもどって考えると…
つまり
ということがわかります.
つまり,この回路全体に流れる電流の大きさは,【基本の回路】と比べて$$\frac {3}{2}$$になります.
<例題②>次の回路に流れる電流は【基本の回路】とくらべてどうなりますか?
<例題②の考え方>
次のように二つの回路があると考えます.
すると,次のように考えることができます.
つまり,この回路全体に流れる電流の大きさは,【基本の回路】と比べて$$\frac {4}{3}$$になります.
<例題③>次の回路に流れる電流は【基本の回路】とくらべてどうなりますか
<例題③の考え方>
次のように二つの回路があると考えます.
すると,次のように考えることができます.
つまり,この回路全体に流れる電流の大きさは,【基本の回路】と等しくなります.
<例題④>この回路に流れる電流は【基本の回路】とくらべてどうなりますか?
<例題④の考え方>
次のように二つの回路があると考えます.
すると,次のように考えることができます.
つまり,この回路全体に流れる電流の大きさは,【基本の回路】と比べて$$\frac {5}{6}$$になります.
このように考えていくと,さまざまな並列回路で電流を求めることができますね.